おせち料理のいわれや意味

おせち料理はお正月料理の代名詞となっていますが、元々は、節句や節会に料理される特別な食事のことです。またおせち料理にはそれぞれ意味があり、例えば伊達巻は、お洒落な伊達者たちの着ているものに似ていたため、そう名付けられました。また古い時代には、大切な文書を巻物にしていたため、巻いているものは重要さの象徴でもあります。さらにおせちによく見られる紅白蒲鉾の色は、祝いの色です。
また蒲鉾の形は、縁起の良い日の出を表しています。特に紅にはめでたいという意味があり、白色は神聖さを意味します。その他、錦玉子は金と銀の象徴で、華やかな色と上品な味わいが好まれています。また艶やかな黒い色が美しい黒豆には、この1年、健康で丈夫でありますようにという願いがこめられています。
同じ黒系の色をした昆布巻も、健康や長寿を意味しています。さらに喜ぶという言葉と発音が似ていることから、家族全員の幸せを願うという意味もあります。料理としては、昆布巻きの他に煮しめの結び昆布なども人気です。また黒豆や昆布には、ビタミンとミネラルが豊富なので、実際に健康維持に役立ちます。
ただし塩分や糖分を控えたい人は、味付けを薄めにすると身体に負担をかけません。専門の通販サイトで売られているおせち料理にも、減塩や糖分控え目の料理がありますので、購入する時は詳細を見ておくと良いです。また数の子もお正月らしい一品で、子孫繁栄という意味があります。そのため、子宝に恵まれたい人に人気のある料理です。
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